ホーム > 学習院公式ブログ

6月23日(日)、学習院大学ラグビー部と
慶應義塾體育會蹴球部(慶應義塾大学ラグビー部)との
記念試合が、慶應義塾體育會蹴球部の創部120周年の記念行事の
一環として、慶應義塾大学日吉グラウンドにて行われました。
沢山の両校OB、家族、関係者が集まり、試合観戦に熱が入りました。

20190708_001.jpg
(写真)試合前の記念撮影

慶應義塾にラグビーを伝えたのは、明治32(1899)年、
当時慶應の英語講師だった英国人のE.B.クラーク氏ですが、
日本でその普及活動に共に尽力し、情熱を持って指導に
あたった友人の田中銀之助氏は、ケンブリッジ大学に
留学をした学習院の出身者(学習院尋常中学校に在籍)です。

日本ラグビーのルーツ校と言われる慶應義塾とほぼ同じ時期に、
学習院にもラグビーが伝えられており、明治30年代、
学習院四谷校地グラウンドに於いて、田中銀之助氏による
学習院の学生へのスクラム指導を撮影した
貴重な写真も残されています。

またラグビーの指導を受けるために、学習院から慶應に
学生が出向いている記録が慶應に残されており、
学習院生の名前の中には、NHK大河ドラマ「いだてん」でも
取り上げられた三島弥彦氏(金栗四三氏と共に日本初の
オリンピック代表選手として、ストックホルムオリンピックに出場)
の名前もあります。

田中銀之助氏の功績を讃え、両校の強い繋がりを
記念しての今回の試合となりました。

20190708_002.jpg
(写真)田中銀之助氏(1873(明治6)年~1935(昭和10)年)
   ―明治38年頃、学習院で撮影-

20190708_003.jpg
(写真)明治30年代 学習院四谷校地での田中銀之助氏によるスクラム指導

20190708_004.jpg
20190708_005.jpg

試合は白熱した好ゲームとなり、学習院は38対42という惜敗でしたが、
田中銀之助氏への感謝を表す試合に相応しい、熱い戦いとなりました。

20190708_006.jpg
(写真)試合終了、両校の健闘を讃えて

20190708_007.jpg
(写真)両校ゲームキャプテン 
  左:慶應義塾大学・山口凱さん
  右:学習院大学・武内秀征さん
  (共に学習院高等科出身)

試合後のアフターマッチファンクションでは、
両校の記念のジャージと楯が交換され、
部員・OBによる部歌斉唱、両校の懇親など行われました。

今年9月からは日本各地で、アジア初となる
ラグビーワールドカップ日本大会が開催され、
関連のイベントなどが既に多く行われて盛り上がりをみせています。

日本にラグビーというスポーツが根を張ろうとする黎明期に、
学習院が大きな役割を担っていたということを思うと、
このワールドカップの日本での開催も大変感慨深く感じられます。

そして、日本ラグビーフットボール協会の初代会長もまた、
学習院出身の高木喜寛氏が昭和3年から22年までの長きに渡り
その任務にあたりました。
英国留学中のラグビー経験を生かして、日本ラグビー界の発展に
大きく尽力した功績は、更に深い繋がりを感じます。

慶應義塾と学習院、深く熱い歴史を持つ両校です。
ラグビーの「ノーサイド」の精神を持って、
お互いの今後の活躍を大いに期待したいと思います。

学習院アーカイブズに関するホームページはこちらから
学習院大学のホームページはこちらから

6/12(水)~14(金)の3日間、千登世橋中学校の
生徒3名が職場体験に来てくれました。
平成27年度より広報課にて受け入れている
この職場体験は、今年で5年目となります。

1日目、まずは、職場体験の導入として普段
なかなか入る機会のないキャンパスの中を見学しました。
馬場では、えさやり体験もできました。

20190702_001.jpg
(写真)厩舎にてえさやり体験

大学には、毎日さまざまな人が来校します。
この日は上尾市立原市中学校のみなさんが、
国際センターにて留学生との交流会をしていたため、
公式Facebook掲載用の写真を撮影してもらいました。

20190702_002.jpg
(写真)カメラマンに挑戦!

さらに、院内報の記事作成に向けた職員へのインタビューにも挑戦。
初めてのことばかりで緊張の連続でしたが、一生懸命取り組みました。

20190702_003.jpg
(写真)インタビューに挑戦!

2日目は、学習院大学広報大使のさくまサンをPRするため、
チラシづくりを行いました。学生にも手伝ってもらいながら、
ブレーンストーミングに挑戦。3人でアイディアを出し合い、
なんとか形にしていきます。
パソコンでのデザイン作成から、印刷までを体験してもらいました。

20190702_004.jpg
(画像)完成したチラシ。青とピンクで色が統一されています。

最終日には、さくまサンと一緒に実際にキャンパス内で
チラシを配布しました。
はじめはなかなか受け取ってもらうことが難しかったようですが、
渡し方を工夫することで沢山配布することができました。

20190702_005.jpg
(写真)さくまサンと一緒にチラシ配りに挑戦!

無事3日間の体験を終えた3人からは、
「普段見られない、大人が働く様子を間近で見る
ことができて貴重な体験だった」
「相手のためを思って働くことが大切だと思った」
「コミュニケーション能力や、PCスキルの向上を目指したい」
といった感想を聞くことができました。

20190702_006.jpg
(写真)人事部長より修了証の交付

学習院では、今後も豊島区と連携し
職場体験の受け入れなどの取り組みを行っていく予定です。
千登世橋中学校のみなさん、3日間本当にお疲れさまでした。


※学校法人学習院の社会連携に関する情報はこちらから

学習院が保有する校外施設のひとつ、
栃木県にある日光光徳小屋管理人の三樹さんから
6月のお便りが届きましたのでご紹介します。

***********************************************************

6月の奥日光はシャクナゲやツツジ、ズミ等の
色んな花々が見頃となる季節なのですが、
今年は残念ながら花の咲きが悪く寂しく感じています。
冬から春に掛けての雪、霜、雨、気温等の天候によって
木や花の成長振りが毎年違ってくるものですね。

そんな寂しさを感じていた中でも、新しく生まれた
生きものたちの姿を見る事が出来ました。
1番目は先月中旬に千手が浜で見た「クロサンショウウオ」です。

20190626_001.png
5月中旬に見た太ったバナナの様な卵。
1か月ほど過ぎたので「そろそろ孵化しているかな~」と
期待しながら前回の千手が浜バス停の裏側の池を見に行くと...。

20190626_002.png
見つけました! 5センチ位のクロちゃんの幼体が...、
以前に流行ったウーパールーパーみたいな姿をしています。
周りにも何匹かいましたがこちらに気付くと
水中の枯葉の中に逃げ込んでしまいました。
その後、成体になった姿を見ようと下旬にも再び来ましたが
探せませんでした。それぞれ何処に行ってしまったのでしょうか。

2番目は、朝方に新聞を取りに小屋入り口の郵便受けまで行くと
その横にある杭に生まれたばかりの「エゾハルセミ」が...。

20190626_003.png
今まさに抜け殻から抜け出した「エゾハルセミ」
でまだ体も乾ききってない感じでした。
奥日光では6月にこのセミが一斉に鳴き出しますが、
面白いことに日が射している晴れの間は鳴いていますが
雨が降りそうになるとピタッと鳴き止みます。
天気予報より当たりますよ!

3番目はちょっと悲しい結末ですが「キセキレイ」です。

20190626_004.png
本棟台所の換気口の外に「キセキレイ」が巣を作り雛が居る様です。
驚かすことの無いように遠くから見守っていたのですが、
何日かすると残念な事にカラスに荒らされて
巣だけが地面に落ちていました。雛の巣立つ姿が見たかったです。

私の大好きな場所で何回も訪れていますが、
中禅寺湖西岸にある「千手が浜」は「クリンソウ」の
群生地として人気のスポットで毎年多くの観光客が訪れています。
まさに見頃の最盛期でした。

20190626_005.png
一面に咲き誇る「クリンソウ」。
湿地帯や沢筋に沿って紅紫、ピンク、白の
花が咲きますが稀に黄色も咲くそうです。

20190626_006.png
名前の由来は段になって輪生する花の様子が仏塔の先に立つ
九輪に見立てて「クリンソウ」と呼ばれています。

20190626_007.png
湖畔には他にも初夏を迎える花が沢山咲いています。
これは「アズキナシ」の花で、この花は見られる期間が短くて
1週間もすると散ってしまいます。
他にも「トチノキ」や「ウワミズザクラ」の
目立たないけど可憐な花たちも見られました。

そして、中禅寺湖で毎年恒例の「中禅寺湖船上ライブ」に行ってきました。
これは遊覧船に乗って日光市のアマチュアジャズバンドの
演奏を聴きながら中禅寺湖を一周する約2時間の
イベントですが、なんと無料で参加できるんです。

20190626_008.png
午後4時45分に歌が浜の乗船場を出発して
11曲とアンコール1曲を楽しんで6時45分に戻ってきます。
曲目はスタンダードジャズから加山雄三メドレーや
服部雄一メドレーまで幅広い年齢層向けに組んでありました。

20190626_009.png
歌が浜乗船場には300名近い人が集まり続々と
遊覧船「男体山」に乗船します。

20190626_010.png
船内の1階と2階の客席は8割ほど埋まり、
このイベントに慣れた方はお弁当を持ち寄り
出発するやさながらお花見の様な宴会状態と化していました。

20190626_011.png
2階後方のエントランスにアマチャバンドの方々16名が勢ぞろい。
一番若いメンバーは18歳で最高齢の方は80歳との事です。

20190626_012.png
皆さんとてもハツラツとして演奏されていて、
久しぶりの生バンドの演奏を楽しんで来ました。

日光光徳小屋はこれから7月、8月、9月と夏の最盛期に入ります。
皆様も都会の猛暑から逃れて、天然クーラーの奥日光で
ひと時を過ごされては如何でしょう!お待ちしています。

日光光徳小屋は、春夏秋の登山やハイキング、奥日光の自然探究など、
多くの学生が訪れています。
詳しいご案内はこちらから

6月11日(火)、
目白キャンパスにて、学習院初等科6年生の
「学習院目白キャンパス史跡めぐり」が開催されました。

この行事は、
・目白キャンパスの国登録有形文化財などの見学を通して、
学習院の歴史と伝統、学校文化を感じること。
・学習院の学校生活の歴史的背景に興味を持ち、
学校文化を受け継いでいくことをねらいにしています。

まずは創立百周年記念会館に集合し、
姿勢を正して、講師である学習院大学史料館学芸員の方にご挨拶をします。

20190613_01.JPG

10時から東西組と南北組に分かれて見学が開始されました。
南北組は実地見学が先です。

学習院大学のピラミッド広場では、
昭和初期に作られた南1号館・西1号館について、関東大震災で被災した経験から、
地震がおきても崩れない建物として作られたことや、
スクラッチタイルという特徴的なタイルが外壁に用いられていることなどの
説明を受けました。

20190613_02.JPG

20190613_03.JPG

乃木館や御榊壇では、学習院の院長をしていた乃木希典が
学生達と一緒に生活していたというエピソードや、
御榊壇が当時の日本の国境から集められた石が使われて
作られていることについて説明を受けました。

20190613_04.JPG

御榊壇の番号がついた石を探して、銘板からどこの石かを調べました。

20190613_05.JPG

続いて東別館へ移動します。

20190613_06.JPG

かつての皇族寮である東別館の高いエントランスは、
皇族の通学が馬車だったときに、
その乗り入れのために高くつくられていると説明を受けました。
通常入ることのできない建物の2階も見学をしました。

20190613_07.JPG

正門も国登録有形文化財です。

20190613_08.JPG

実地見学の後は、学芸員の方から講義形式で
京都時代から続く学習院の文化や歴史を学びました。

20190613_09.JPG

前日の強い雨で外の見学が危ぶまれましたが、
梅雨の合間の気持ちの良い天気の中、
ユニークで貴重な文化・歴史の遺跡が残る学習院を見学し、
かつての学習院の足跡が、確かに現代へ繋がっていることを感じる一日でした。

学習院が保有する校外施設のひとつ、
栃木県にある日光光徳小屋管理人の三樹さんから
5月のお便りが届きましたのでご紹介します。

***********************************************************

令和になりました。ここ光徳小屋の生活も3年が過ぎましたが、
春を迎えると共に新しい元号となるのが嬉しく思えます。
これからも奥日光の大自然を沢山楽しんでいきたいと思います。

5月は寒さと雪に閉ざされた冬が終わり、周りの景色は
しばらく茶色の枯れた時期となります。
そしてある日突然に樹木には新芽が出て花が咲き出し、
鳥や蝶々や虫等の色んな生きものが姿を見せてくれて
待ちに待った新緑の世界となりました。
今月は春を感じる風景をご紹介しましょう。

《その1:小屋の周りでは...》
ふと気づくと小屋の周りにはたくさんの花が一斉に咲き出しました。

20180531_001.jpg
管理人棟の軒下の「タマサキサクラソウ」。
紫色のいくつもの花がま~るく咲きます。

20180531_002.jpg
小屋脇の石垣の割れ目から顔を出す「タチツボスミレ」。

20180531_003.jpg
草地の斜面には小さな「ヘビイチゴ」があちらこちらに。

20180531_004.jpg
気が付くとシカに食べられてしまう「サクラソウ」も咲きました。

《その2:光徳牧場では...》
5月になると光徳牧場は関東周辺の小学生の修学旅行で
子供たちがアイスクリームを買うために大行列になります。

20180531_005.jpg
牧場入口の「オオヤマザクラ」も綺麗でした。

《その3:日光市今市・龍蔵寺にある天然記念物は...》
明治36年に当時の住職によって植えられた山藤が大きく
なったもので、現在約200㎡に亘る立派な藤棚になっています。

20180531_006.jpg
当初に植えられた山藤は現在4本の太い枝となり
「六尺藤」と呼ばれています。

《その4:残雪を求めて...》
残雪の時期はGWまでしか登れない尾瀬・至仏山に
今年はスキーで行ってきました。
まだ4~5メートルの積雪がある鳩待峠から出発し、
至仏山頂上から標高差700メートル以上の大雪原を
テレマークスキーで滑り下りる大滑降です。

20180531_007.jpg
登り1時間程の所から左のピークが子至仏山で左奥が至仏山です。
その至仏山の頂上がスキーのスタート地点となります。

20180531_008.jpg
至仏山頂上から尾瀬ヶ原と燧ケ岳と左の奥には会津駒ケ岳。
青空と緑のハイマツ、白い残雪のコントラストは
最高のコンディションでした。

《その5:千手が浜の不思議なバナナ?...》
暖かくなり友人二人と4人で一般車両進入禁止の市道を
サイクリングで千手が浜へ行ってきました。
今回は初めて見る珍しいものを写真に収めてきました。

20180531_009.jpg
まだ新芽が出たての道を快適に千手が浜へ。
木々の間から遠くには雪が残る山が見えています。

20180531_010.jpg
お気に入りの千手が浜からの男体山。

20180531_011.jpg
千手が浜から30分も進むと「俵石」に着きます。
今年は中禅寺湖の水量が少なく、いつもなら渡れない
俵石まで行けます。奥に見える雪が残っている山は日光白根山。

20180531_012.jpg
中禅寺湖畔の「アカヤシオ」。ピンクがとても可愛いです。

20180531_013.jpg
千手が浜バス停の裏側の池の中にバナナが!
これ、なんだか判りますか?
なんと「クロサンショウウオ」の卵なんです。
太ったバナナが連なるように木の枝に産み付けられていました。
初めて見ました。これが孵化してクロちゃんが出てくるのを見たいものです。

《その7:今年の初物...》
20180531_014.jpg
左は小屋の近くにある山菜の女王「コシアブラ」で
右は地元の方からいただいた「コゴミ」です。
今年初めての春の恵みを天ぷらにしていただきました。
美味しかったです!

6月になると上旬には湯の湖のシャクナゲ、
戦場ヶ原のズミ、千手が浜ではクリンソウ、
中旬には光徳小屋の湿地帯にはワタスゲが見頃になると思います。
花の奥日光で皆様のお越しをお待ちしています。

日光光徳小屋は、春夏秋の登山やハイキング、奥日光の自然探究など、
多くの学生が訪れています。
詳しいご案内はこちらから

ページの先頭へ