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学習院が保有する校外施設のひとつ、
栃木県にある日光光徳小屋管理人の三樹さんから
4月のお便りが届きましたのでご紹介します。

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東京の桜は満開という便りが聞かれる頃になっても、
光徳小屋ではまだ最低気温がマイナスを差していました。

でも着実に積雪は減り、晴れる日が増えて最低気温がプラスとなった頃、来ました!春です!
朝方、空がようやく明るくなる頃突然聞こえてきました。小鳥の鳴く声です!

思えば冬の間、雪に埋もれた森の中でシーンと音のない朝を迎えていましたが、
久しぶりに小鳥の声を聞きようやく光徳小屋にも春が来たと感じたのです。

日に日に鳥達の種類も増え、蝶も姿を見せ始めています。
木々の新緑や花が咲き出すのはこれからですが、
青い空の下で川や森や山が春を迎える準備をしている4月です。

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半年振りに屋根の上に姿を見せてくれたキセキレイ。
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管理人棟の窓を開けると目の前の電線に...オハヨウ!

4月は小屋のオープンに向けての準備があり、
小屋の雪囲いの撤去、水出し、漏電検査、プロパンガスの残量確認、
防災検査、外回りでは林道の目印撤去や砂利道整備等色々な仕事があります。

今回は小屋の雪囲い撤去の様子をご覧にいれます。
先ずは小屋周りの除雪から始まりますが、
今年は雪が深く小屋の除雪機では太刀打ちできません。

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毎年雪囲い撤去をお願いしている工務店さんの
ホイールローダー(タイヤが人の背丈ほどある除雪車)で一気に道路を広げ、
小屋前に作業が出来るほどのスペースを作ることになりました。
ホイールローダーが道路部分を小屋に向かって進んで行く様子です。力強いです。

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スゴイ!気持ちの良いくらい一気に雪をどかしてくれます。
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小屋前には広いスペースが出来ました。
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屋根の下はホイールローダーでは無理なので、除雪機とスコップの手作業で行います。
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除雪後も数回雪が降りましたが、2週間してようやく小屋の周りも雪が融けて
雪囲い撤去が出来るようになりました。
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工務店さん達二人で取りかかり、小屋正面のボードから撤去していきます。
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屋根から落ちた雪が溜まっていて足の下はまだ雪が残っています。
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側面は雪のため足場が悪く大変でした。
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撤去作業の後半からまた雪が降り始め寒くなってきました。

雪がチラチラ降るなか撤去完了です。
長い時間外で作業をしていただいたお二人には、
すぐに小屋のストーブで温まって貰いました。

雪囲いを取り外すと小屋の中は明るく、
外の風を入れて掃除も出来るようになり、これで皆さんを迎える準備が整いました。

おかげさまで私達もようやく一年を迎える事となりました。
大自然の中での生活は驚く事ばかりで大変な事も多くありましたが、
何とか厳しい冬を越して春を迎えられる事に喜びを感じている次第です。

奥日光ではGWの前までにはビジターセンターやレストハウスもオープンし、
地元の人たちは大忙しで観光客を迎える準備をされています。
どうぞ5月の美しい新緑の風景が広がる光徳小屋にいらして下さい。

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日光光徳小屋は、春夏秋の登山やハイキング、奥日光の自然探究など、
多くの学生が訪れています。(冬季は雪のため閉鎖しています)
詳しいご案内はこちらから

4月20日(木)、
学習院大学理学部で初期消火訓練が行われました。

この取り組みは、授業などで数多くの実験を行う理学部の学生に、
万が一、火災などの事故につながってしまった場合に、被害を最小限に抑えるため、
初期段階での対応方法を身に付けてもらいたいという目的で毎年行われています。

理学部化学科3年生の学生を中心に、
理学部学生および教職員約200名が参加しました。

訓練に先立ち、理学部化学科の草間博之教授による、
薬品の取り扱いや産業廃棄物の処理についての講義が行われ、
火災を未然に防ぐための注意を呼びかけました。

その後、教室の外に移動し、
豊島消防署目白出張所の皆さんの指導のもと、
実際に消火器を使っての初期消火訓練を実施しました。

学生たちは緊張感を持ちつつ、熱心に実習訓練に取り組んでいました。
事故や火災が発生しないよう十分に注意して研究活動を行ってほしいと思います。

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3月27日(月)から31日(金)までの5日間、
国際社会科学部で新入生を対象とした特別授業が行われました。

この特別授業は4月からはじまる大学での学びに役立つ内容で構成されています。
31日に行われた「社会科学における数学」の授業では、
データを扱う社会科学の学習に欠かせない数学の知識を深めることを目的に、
四則演算の復習や代数の基本、社会科学における数式と関数の考え方などの
講義が行われました。

また、連立方程式の社会科学での応用例の説明や、
経済学に題材を借りた演習なども行われ、
メモを取りながら熱心に聞き入る新入生の姿が見られました。

入学前にも関わらず新入生の半数以上の参加があり、
意識の高さを感じられました。
社会科学の基礎となる数学を学ぶ良い機会となったようです。

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学習院大学国際社会科学部のホームページはこちらから
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3月12日(日)、学習院創立百周年記念会館にて、
蛇子沢小屋譲渡式及び50周年記念式典が行われました。

蛇子沢小屋は、新潟県北魚沼郡銀山平に、
学習院大学輔仁会ワンダーフォーゲル部によって建てられ、
昭和42年3月に学習院大学へ寄贈されました。

越後の山々に囲まれ、春夏秋には銀山湖、奥只見ダム、
尾瀬へのハイキングや登山などのため50年間利用されてきましたが、
このたび、学習院より新潟県魚沼市へ譲渡することになり、
内藤政武学習院長と佐藤雅一魚沼市長により、譲渡契約が締結されました。

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(写真)譲渡契約書に署名する内藤学習院長〔左〕、佐藤魚沼市長〔右〕

譲渡式の後には、50周年記念式典および懇親会が行われ、
関係者一同が蛇子沢小屋の思い出を語り合い、別れを惜しみました。

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(写真)譲渡式・式典の様子
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(写真)集合写真

蛇子沢小屋および土地は魚沼市へ無償譲渡され、
今後は魚沼市より管理を委託された地元管理団体が一般利用者へ貸し出す予定です。

学習院が保有する校外施設のひとつ、
栃木県にある日光光徳小屋管理人の三樹さんから
3月のお便りが届きましたのでご紹介します。

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3月になると晴れの日が多くなり、
気温は最低温度がマイナス10℃より下がる日も減り、
最高温度もプラス5℃近くまで上がり、
晴れた日中には太陽の暖かさを感じるようになってきました。

晴れた日の青い空と白い雪のコントラストの美しさは、
とても綺麗で何とも言えません。
1~2月中の吹雪の中で除雪していた苦労が吹き飛んでしまいます。

小屋周りの景色は見る見る変わり、
時々降る雪も昼には太陽の熱で消えて雪解けの早さには驚くばかりです!

思わずイソップ物語の「北風と太陽」が頭に浮かび、
太陽は何と暖かいのかと身に浸みて感じてしまいます。

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小屋周辺では積雪は半分となり、
除雪していた砂利道では地面が見えています。

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小屋の前から眺める男体山の景色も春めいてきました。

戦場ヶ原・三本松を走る国道120号線も随分と雪が減り、
除雪された雪で隠れていた道路脇の杭が出てきています。
除雪車の出動もめっきり少なくなりました。

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戦場ヶ原を通る国道120号線。奥に見えるのは三つ岳。
全面凍結していた湯ノ湖も水面が見え始め、冬の終わりを感じます。

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湯ノ湖とまだ白い金精峠

晴れの日が多くなると雪も締まり、天気の良い週末の戦場ヶ原や光徳の森では
スノーシューでのハイカーが多く目立ちます。
雪の上を正規の登山道から外れて思う気ままに歩いて行くのは楽しいもので、
木々の間を登っているとこんなものを見つけました。「サルの腰掛」です。

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ストックの先で突っついてもビクともしません
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手でぶら下がっても取れないほどしっかり木にへばり付いています.

ところで残念な事に、先月紹介しましたシカ達ですが、
小屋前の斜面のもみの木の下から最近姿を見せなくなりました。
雪が減った為なのか、他に安全な場所を見つけたのか
何処かへ行ってしまったようです。

今月は雪国ならではのマラソン大会を紹介いたします。
「第2回全日本山岳スノーシューイング・レースin日光」といい、
大会としては2月から3月にかけて、石川県の白山や新潟県の妙高、
そしてここ日光の3カ所で開催されます。

大会としては10年を経過していますが、
ここ日光での開催は今年で2回目となります。
雪の積もった銀世界の中をスノーシューを履いて走る市民マラソン大会ですね。

日光大会は光徳のクロスカントリーコースを利用して行われ、
15kmの距離を走る2種目の競技に男女総勢70名程の参加者が集まりました。

今回は、主人がコース誘導のボランティアとして参加し、
選手たちにコース指示をしながらの応援です。

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アストリアホテルのスタート地点でアップをする選手たち。
女性の姿も見受けられます。

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スタートです。15km・5kmコースとも一斉にスタートします。
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15kmと5kmのコース分岐点となる3.8km地点でのコース誘導。
青のウエアが主人です。

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後半10.7km地点でのコース誘導

この日は天候にも恵まれて各選手とも楽しそうに走り抜けていました。
ゴールにはなぜかダースベーダー!
最後の選手がゴールするまで、寒い中ずっと選手達を(寡黙に)盛り上げていました。
来年は主人も選手として参加したい!と言っています。

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ゴール地点でダースベーダーと!

このお便りをまとめていたら(3月下旬)、
太平洋低気圧の影響で関東地方に大雪注意報が出て、
小屋でも40センチ以上積もり積雪も再び1mを越えてしまいました。

気温は高めですので融けるのも早いでしょうが、
久しぶりに除雪機の出動となりました。
奥日光の春はまだまだでしょうか!

光徳小屋は4月下旬からオープンします。
それまでに雪が消えて、小屋の雪囲いを取外し、
皆さまをお迎えする準備に取り掛かります。

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日光光徳小屋は、春夏秋の登山やハイキング、奥日光の自然探究など、
多くの学生が訪れています。(冬季は雪のため閉鎖しています)
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